サチ旅|宮城県 気仙沼|2024.6

幸せに満ちた旅『サチ旅』と題して、旅行の記録、写真や感情を綴るシリーズを始めます。

サチ旅シリーズ初めての記事では、2024年6月に訪れた宮城県気仙沼市への旅の模様をお届けします。

今回持参したカメラとレンズは、<FujifilmのX-T5>と<XF23mm f1.4 R LM WR>です。
少々重い組み合わせですが、持っているカメラの中で最も信頼を置いているこのカメラを持ってグルメや観光名所を巡ってきました。フィルムシミュレーションは主に「クラシックネガ」「ASTIA」を適用しています。

目次

Day1:市街地周辺の散策

6月の週末に、一泊2日の気仙沼旅行を決行しました。
当初予定していた別の遠出プランが気候により延期となったために、直前に気仙沼旅行が来まった具合です。
パートナーは気仙沼訪問経験が多くあり、いつか2人でも行ってみたいと話していたために、思わぬ形で実現することとなりました。

僕は福島県以北の土地へ旅行するのは初めてで、特に東北の海鮮が楽しみにしていました。
九州のお店では見かけないものとして、カジキマグロやホヤ、メカジキなどがあるそうです。

6月とはいえ朝晩の気温差はあるようで、半袖に軽く羽織れる上着を持って、大宮発の新幹線に乗り込みます。
大宮から気仙沼へのアクセスは、新幹線で一ノ関駅まで行き、そこからレンタカーで1時間弱かけて向かいました。
一ノ関〜気仙沼間の在来線もあるものの、気仙沼駅近辺でレンタカー店舗が少ないようだったので、一ノ関で借りていくのが賢明な判断ですね。

<Day1.お昼ご飯>
気仙沼に到着したのは13時ごろ。
お昼は市街中心部にあるお店『気仙沼あさひ鮨』さんでいただきます。
仙台駅前にも出店されていますがこちらが本店とのこと。

平日ランチ時間帯にもかかわらず板前さんが3名体制でした。お寿司の盛り合わせと悩んだ挙句、気になるお寿司をアラカルトで注文。
近隣で獲れた初かつお、もうかの星(モウカザメの心臓のお刺身)、まんぼう刺とホヤのにぎりを注文しました。もうかの星は、ごま油塩もしくは酢味噌ダレがついており、お肉のハツ刺しにも似た味わいと食べごたえでした。鮮度よく、臭み無しに食べられるのはご当地ならでは。
あわび肝豆腐も絶品らしいのですが、今回は数が少ないようで欠品していました。


<シャークミュージアムの観光>
市街中心部から車で10分ほどの場所に、気仙沼市魚市場とシャークミュージアム、観光協会やお土産屋さんの複合施設があります。
お土産屋さんはご当地品を扱うショップがまとまっており、旅を通じて土産選びはここが一番でした。
シャークミュージアムは沖縄の美海水族館ともコラボしており本格的です。気仙沼はサメの漁獲量日本一だそうで、鮫肉の食用展開やフカヒレ生産、サメの生態研究でも重要な地域であることが窺えます。


<Day1.晩ご飯>
晩御飯は再度中心部に戻り、『男子厨房海の家』さんで地元のお酒を味わいます。
お店では郷土料理に力を入れて提供されており、前菜に「あざら」のほか、名物のイカの貝焼きなどをいただきました。「あざら」は白菜の古漬けに“あら“と酒粕を加えて煮込んだ郷土料理との説明で、ご提供されたものは癖を丸めて食べやすくしたものだそう。お酒のアテになります。
地酒飲み比べセットも欠かさず注文。


イカの貝焼きは、ご飯の追加注文で雑炊にしていただけます。
これは間違いないウマさ。心もポカポカです

お店の皆さんも気さくに話しかけてくださり、地元の海産業や食材のお話を伺うことができました。
お隣に座ったお客様とも、「これこれは美味しい」「こちらにも同じ物頂戴!」と会話がうまれ、まるで地域に溶け込んで親族と食事に来ているかのような温かさを感じました。
店主の息子さんは調布市でスイーツ屋さんを営んでいらっしゃるそうなので、ぜひ足を運んでみたいです。

>>調布市:フキアージュ

Day2:気仙沼大橋を渡って大島へ

2日目はお天気にも恵まれ、気仙沼大橋をわたって大島方面に向かいます。
以前は観光船が島との間を結んでいたそうですが、復興に伴い堅牢な橋がかけられ交通アクセスも向上しているとのこと。
観光船産業の方々にとっては痛手かもしれません。現在ではシーズン限定で観光船も往復しているとのこと。

大島に上陸しました。初夏を感じる気持ちの良い青空と夏の雲です。
この季節になると、僕は妙にノスタルジックな感情になってしまいます。

島の中心、亀山展望台に向かいます。島の平地から山頂までのモノレールが建設中(2025年完成予定)で、山の麓に車を止めてピストンシャトルバスに乗るか、徒歩で展望台に向かいます。
足を運ばれる際は、気仙沼観光推進機構の下部リンク内 亀山アクセス情報をご確認ください。


頂上からの一望。リアス式海岸もバッチリ。
一枚目奥に見えるのが気仙沼市街地。防潮堤の建設により見慣れた海辺の景色が見づらくなったことで、景観への配慮を求める抵抗もあったと伺いました。
防災の推進と、原風景を大切にしたい現地の想い。震災と復興の過程で、さまざまな葛藤と活動があったことに思いを馳せます。


<お昼ご飯>
大島から市街地方面に戻り南下し、松葉寿司さん でいただきました。
カウンター越しに、カジュアルにお話ししながらお寿司を提供いただきました。


おすすめ握りコースの初めはフカヒレ握り!
大きなカメラを出すのは抵抗がありましたが、許可をいただき、しっかりと身質の艶をおさめました。
フカヒレは姿煮を食べた経験しかありませんでしたが、お寿司では柔らかい繊維を感じる数の子にも似た…?食感でした。タレを絡めた味もGood!
ノドグロ握りや、マグたくおにぎりonウニ も贅を極めた美味しさでした。幸せです。
カジキマグロはこの時期は上質なものは取れないらしく、次回にお預け。

若店主さんは、食の活動で東京にいらっしゃることもあるそうな。
とはいえ、都内では滅多に味わえない地元の新鮮な魚をいただくことができ、足を運んだ甲斐がありました。
(6月末日に公式インスタにて、イベントの模様をあげていらっしゃいました!)

おわりに

初めての気仙沼旅行では、やはり食に重きを置いた旅行となりました。(毎度の旅行がそうですが)
これまで九州〜関東では出会ったことのない食材を経験できて、また一つ食の面白さに気づきました。
気仙沼は年間を通じて豊富な海鮮が取れるということで、次は秋冬に訪れたいと思います。

あとがき
旅の途中のご飯屋さんで、「1人旅で国内外を巡り、そのエピソードをサービス業でのお客様との会話に活かしている。」と笑って話されている方がいらっしゃいました。
そんな話を耳にして、日常の生活場面はもちろん、このブログにおいても、誰かの選択の参考になるエピソードを提供したいなと思いました。「自分で経験して共有する」ことで、誰かとの共通点が見つかるかもしれないし、直に経験したエピソードに基づく旅の提案ができるなと。

一度きりの人生、さまざまな土地に赴き、色々な文化や食事に触れてみたいと思った旅となりました。

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